お盆の由来
ご先祖様の魂を迎えて供養する期間をお盆(正式名:盂蘭盆会(うらぼんえ))といいます
親思いの目連尊者(お釈迦様の弟子の1人)という方が「世尊よ、もし未来世の
一切衆生で孝養の心あるものが、この目連がなしたるように供養すれば、
父母を救うことができましょうか」と尋ねたら「孝順の心ある者、父母を思い、
7月15日(新暦8月15日)に百味の飲食を供え、亡き父母のため供養するならば、
一切の苦から脱れるであろう」とお釈迦様がおっしゃったことから(我が日本では
推古天皇14年(606)頃から)お盆と言う行事ができたと考えられています。
お盆の意味
江戸時代の頃、「藪入(やぶいり)」といって奉公人が盆・正月には
休みを取り実家へ帰る事ができました。女性も嫁いだ先から実家へ
帰ることができる時でもあり、お盆は自分とご先祖様との繋がりを確認する大切な行事です。
私たち子孫にとってはお墓参りやお盆の行事をとどこおりなくする事が一番の
供養や恩返しではないでしょうか。
近年お盆は長期休暇くらいにしか思われていませんが、
ご自分の両親や子供が大切なものとお考えであればお盆という行事をもう一度確認し
この行事を大切にしてほしいものです。
16日 送り盆
・午前中は精霊はいらっしゃいます
お供え物はしてあげてください。
・送り火をたいて見送りをする。
14・15日 盆中日
・お盆の間は明かりを絶やさずに
食事は家族と同じものを
お迎えちょうちん・お供え・花
線香・ローソクの準備
・お墓参りへ行く
・お寺様に読経していただく。
お盆の流れ(地域により異なります。詳しくは檀那寺へ聞いてみてください。)
7月31日
・寺院へお願い
・お墓のお掃除
・提灯・お供え物の準備
祭壇や水棚を作る