藍鍋島桜扇文油壷

器型は実に丁寧に作られていて繊細で上品な感じで、そして薄作りなので軽いです。
桜と扇文の絵付けも繊細でとくに、葉や花びらの細かい部分までかなり良く書けています。
それから、茎のボカシ具合つまり、筆使いは手慣れた職人芸です。藍の色もすべてお気に入りです。
おそらく女性が使っていたものでしょう。もしかして、お姫様?
油壷でも、こんなに素晴らしい作品があるとは、、、、、
油壷は一昔前まで、雑器で骨董屋の下の片隅にあった様ですね。
トータル的には、良い仕事ですね〜。皆様のご感想をお聞きしたいです。如何でしょうか?
ちなみに、この油壷は、図録 搭載品なのですよ。光芸出版 油壷集め
油徳利 油壷 香油瓶


図録搭載の写真 下の小さい壷 
油徳利 油壷 香油瓶

左側2個の染付コマ型油壷 高さ13pは、江戸前期の油壷である。
下部の赤絵小香瓶は、高さ5pは、髪油をいれるものではなく、香油を入れたもの
で、江戸前期 有田 応法山窯跡の出土品である。
右側の染付ローソク型徳利 高さ15pは、油壷の親壷で、江戸中期以降に生産され
て、油壷と違って胴面の文様が多彩で私達の目を楽しませてくれる。
創樹社美術出版「古伊万里再発見」P224の画像及び説明より引用

以上がご説明文になっています。
油壷コレクターにとって、勝手に、香油瓶を油壷に変更致しております。<笑>
とても、小さく可愛らしい油壷。 笑 笑 笑
一般的には、初代柿右衛門が赤絵を持ち帰ったと言われています。しかし、この赤絵は、その時代より、古い物と、考えております