竹 酢 液 の 蒸 留

 

   1年間静置した竹酢液の上澄み液をお風呂に入れてみましたが、かなり色が付いて、
  洗濯に使うのはちょっと気になりました。そこで、蒸留することを考えてみました。
  炭焼きでできた竹炭と七輪で、下の写真のような装置を作ってみました。
  冷却装置は、水道用の25mmVP管の中に、同じく水道用の内径14mmの銅
  パイプを通して、その間を冷却水が通るようにしました。

竹酢液の加熱用の4リッターのヤカン。

注ぎ口はアルミ箔で塞ぐ。

蓋の取っ手を取り外し、13mmVP管用

ソケットを取り付ける。

蒸気が漏れないように、蓋にテープを巻き

付けて、密閉する。

右の銅のパイプに蒸気を送り込む。

25mmのT型ソケット(中央は13mm)

から、冷却水が流れ出る。

銅のパイプは、全長2m。

左の銅のパイプから、蒸留された竹酢液が

流れ出る。

T型ソケットの中央(13mm)から冷却

用の水を送り込む。

冷却水は、1分間に300ml〜500

ml程度でよい。

アルミニュームのヤカンは、70リットル

ほど蒸留したら、底に穴があいてしまった

ので、ステンレスのナベに変えました。

左が蒸留前、右が1回蒸留したもの。

1回蒸留すれば、30ml程度お風呂に入

れても、色は全く気にならない。

 

 * この装置で、七輪の火の管理をうまくすれば、1時間に800ml〜1000ml
   の蒸留竹酢液が取り出せる。

 * 銅のパイプを使っていると、酢酸で銅がいくらか溶けだしているように見えたので、
   外形16mmのステンレスの管に変更しました。

  * 採集したばかりの液を蒸留すると、蒸留したては透明に見えますが、しばらくすると
   濁りがでてきます。蒸留後も化学反応が進行するようです。

   採集後4ヶ月程度静置して置いた物を蒸留したときは、蒸留後も変化がなくて、透明
   なままで保存できるようです。

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