迎え角 0° | |
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@からGの位置にブレードを置いて手で固定しておき、風を当てながら手を離したときに、ブレードが動き出す向きと速さを観測したものです。 矢印の長さは、見た目の感じで、回転力を正確に現したものではない。 迎え角0°の場合、Cの位置にあったときだけ、反対向きに動いた。 |
迎え角 5° | |
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迎え角5°の場合、 Eの位置のときに、反対向きに動いた。 |
迎え角 10° | |
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迎え角10°のとき、 DとGの位置では、どちらにも動かなかった。 EとFの位置では、反対向きに動いた。 |
内向きの迎え角 10° | |
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内向きの迎え角10°の時、 Dにいちでは動かず、 A、B、Cの位置では、反対向きに動いた。 |
Vでは実用になりそうにないので、もう少し大きくて軽いブレードを作って見ました。 |
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翼形 NACA4420 | 木材で骨格を作る | デニム生地を貼る |
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弦長 180mm 翼長 900mm 重量 800g |
防水用の塗装をする | 水性の塗料では波打つ |
布製ブレード 3枚 直径 900mm 迎え角(外向き) 充電電流 回転数 この実験では、迎え角 5〜7°あたりが良さそうです。 |
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実用になりそうなストレートダリウスを模索して、上記Uのブレードで、直径を1000mmに改良してみました。迎え角は15度に設定しました。 |
観 測 結 果 扇風機では風車の一部にしか風が当たらないので、十分な観測はできませんでした。 直径が大きくなったので、回転のモーメントが大きくなって、1m/s強の風でも 自立起動するようです。 扇風機から1mのところで、速いときで30〜40rpm程度で、まったく実用に はなりそうもありません。 畑に設置して観測してみましたが、5m/s程度の風でも60rpm以上は観測で きませんでした。 トルクもそれほど大きいとは思えないので、増速して発電機に接続しても、出力は 期待できそうにないので、中止しました。 |
上記のTでは、3m/s程度の風では全く実用にならないので、5枚ブレードに改良 |
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ブレード 材 質 レッドシラー |
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観 測 結 果 直径45Cm 150Wの産業用扇風機から1m(5〜6m/s)のところで、 自作発電機1号機(150rpmで12V)を直結し、翼の迎え角(中心線と 接線のなす角度)を変えて、回転数と充電電流を測定してみました。 角度 風車のみ(rpm) 無負荷時(rpm) 充電時(rpm) 充電電流(mA) 0 回転しない 5 193〜199 187〜195 138〜141 70 10 205〜210 187〜197 142〜147 80 13 215〜200 190〜205 140〜150 80〜100 15 184〜204 184〜197 138〜153 70〜110 17 183〜198 175〜189 136〜144 70〜80 20 120〜140 この結果からみると、迎え角は、13〜15度程度がよさそうです。 風が同じ強さで当たらないためか、回転数が周期的に早くなったり遅くなったり を繰り返していました。 畑での自然の風での観測結果 発電機を直結した状態で、3m/s程度の風で自立起動している。 いったん起動すると、2m/s程度でも回転している。 3m/s程度の時の充電電流は20mA程度、時折5m/s程度になったときに 80mA程度充電していた。 この風車が風を受ける面積は、5880平方センチ、風速5m/sの時の風のエ ネルギーは約45W、充電電流が80mAの時の電力は0.96Wだから、 この風車と発電機の総合効率は2.1% となって、プロペラ型には到底および ません。 |
回転しているときの最適な迎え角の検討 |
一度は作ってみたいと思っていたストレートダリウスに挑戦してみました。 翼材は、物干し場を作ったときの残材のレッドシダー2×4材です。 |
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ブレード 材 質 レッドシダー 2×4材 ブレード長 980mm 翼 玄 長 140mm 翼 形 段ボール製の実験から、非対称 翼の方が自己起動し易かったので HPの中から適当な非対称の物を 選んで製作しました。 |
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実験結果と考察 45Cm産業用扇風機から1mの位置(5〜6m/s程度)で測定した結果 ・平面を外側にしたとき(迎え角は13度前後) 風車だけで発電機を取り付けないとき 150rpm程度 ・平面を内側にしたとき(迎え角は13度前後) 風車だけで発電機を取り付けないとき 250rpm程度 周速比 1.5程度 ・自作の発電機(4号 125rpmで12V)を取り付けたとき、 充電電流は100mA(約1.2W)程度 考 察 ・起動トルクが小さくて、3m/s程度の風では自己起動出来ない。 ・支持装置の共振点が125〜130rpm辺りにあり、少しでもバランスがずれ ていると、125rpm、250rpm 辺りで大きく振動してしまう。 ・ブレード1枚が1.2Kgあり、発電機の慣性重量も大きいので、充電可能な 回転数になるまでに2分以上かかって、自然の風では実用になりそうもない |
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8枚のブレードでは、30°前後が良さそうです。 12枚のブレードでは、40°前後が良さそうでした。 クロスフロー方はトルクが大きいので、無負荷時と充電時の 回転数の差が小さい。 |
直径200mmで2mm厚の塩ビのパイプが入手できましたので、 曲面ブレードのクロスフロー型を実験してみました。 |
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ブレード 材 質 2mm厚の塩ビ 形 状 直径200mmを4等分 翼 玄 長 157mm ブレード長 1000mm 翼 枚 数 8枚 風車直径 600mm |
ブレードの角度の検討 下の図と写真のように、垂線との角度を変えながら、回転数や充電電流量を測定してみた。 |
私の住んでいる山間の地域では、絶えず風向が変化している。プロペラ型の風車では、変化についていけなくて効率が悪いように思える。 そこで、垂直型の風車(サボニウス・クロスフロー・ストレートダリウス)を試作してみることにした。 |
この実験では、止まっているブレードに風をあてたときの回転力ですので、迎え角が0°から5°当たりが良さそうですが、回転しているときの最適な迎え角は、もう少し大きいようです。 |
プロペラ型の風車が回るのは、直感的にも分かりますが、ストレートダリウスがどうして回るのかを確認する実験をしてみました。 |
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このブレード 3,4,5枚の比較実験をしてみました。
オルタネーター 自作 6号発電機 産業用扇風機で 1mの距離 弱、中、強 に切り替えて観測 |
3枚 迎え角7° | 4枚 迎え角7° | 5枚 迎え角7° | |
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自律起動しない |
自律起動しない |
やっと起動する |
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手で起動させると回る |
やっと起動する |
60秒で充電開始 40mA |
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40秒で充電開始 120mA |
35秒で充電開始 140mA |
30秒で充電開始 100mA |
この実験では、中の風では3枚、強の風では4枚の充電量が大きくなりましたが、 |
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ブレードの枚数を12枚に増やす。
発電機を低速用7号機に変更する。 観測結果 |
この風車(8枚ブレード)に、自作1号発電機(150rpmで約12V発生)を取り付けて観測してみた。 観 測 結 果 |
曲面のブレードを作るのは大変なので、平らな板を折り曲げた形のブレード のクロスフロー型の模型を、厚紙で作ってみたところ、結構回りそうなので、 外装用の合板で試作してみました。 |
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風車の直径 40Cm ブレードの長さ 80Cm 発電機は、サボニウスに取り付けたものです。 |
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実 験 結 果 大型扇風機で風を当てて測定してみましたが、サボニウスとほぼ同程度の効率のようです。 大型扇風機から1mの距離で測定した結果 これから、自然の風で観測してみる予定ですが、3m/s程度の風でもっと出力 直径30Cm程度の塩ビ管で、なめらかな曲面のブレードができれば、かなりの |
1.サボニウス型風車の試作 |
次のような方法で、ブレードの迎え角を変えながら、風によって受ける回転力を調べてみました | ||
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迎え角 0° | 外向きに迎え角 10° | 内向きに迎え角 10° |
効率は良くないが、失敗が少ないと思われるサボニウス型風車から試作 を始めました。 |
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風車直径 40Cm バケット高さ 80Cm この風車に、自作4号発電機(125rpmで |
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ブレード 布製 3枚 直径 900mm
オルタネーター 自作 6号発電機 起動の補助として、上部に雨どい製のクロスフロー風車 を取り付けてみた。 2m/s強で起動する。 |
9.ストレートダリウス X |
8.ストレートダリウス W |
7.ストレートダリウス V |
6.ストレートダリウス U |
5.ストレートダリウス T |
4.塩ビ板クロスフロー型の改良 |
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垂線との角度 | 0°のとき | 30°のとき |
3.塩ビ板クロスフロー型の試作 |
2.クロスフロー型の試作 |