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2012年7月22日 粒江ナイターリーグ DAX戦

   1   2   3   4   5   6   7  4回終了時
規定時間により
終了

(公式記録上は
4回裏は4得点で
サヨナラ勝ち)
DAX  
 
【打撃成績】  1   2   3   4   5   6   7 




通算
打率

[遊] 吉富 投安 …… 遊ゴ …… 2 1 0 0 0 .500
[中] 松岡 左安 …… 二ゴ …… 2 1 0 1 0 .875
[一] 清水 投ゴ …… 三失 …… 2 0 0 0 0 .625
[右] 平松 遊ゴ …… 遊ゴ …… 2 0 1 0 0 .500
[捕] 長谷川 二ゴ …… …… 中安 2 1 0 1 0 .429
[左] 中田 …… 四球 …… 一安 1 1 0 2 0 .625 1
[投→DH] 別府 …… 投犠 …… 中本 1 1 3 1 0 .200 1
[二] 大橋基 …… 左安 …… 遊ゴ 2 1 0 0 0 .167
[DH→投] 黒木 …… 四球 …… 投ゴ 1 0 0 0 0 .500
[三] 白髪 …… 遊直 …… 四球 1 0 0 1 0 .000
[DH] 原園 …… …… 四球 左3 1 1 1 1 0 .333
[DH] 大橋靖 …… …… 投安 三振 2 1 0 1 0 .167
    19 8 5 8 0 .415 2


【投手成績】 回数






通算
防御
別府 3 17 8 3 0 0 6 4 3.18
黒木 1 5 3 0 0 0 0 0 0.00
4 22 11 3 0 0 6 4 1.75


 正直に言ってしまうと試合前、俺はDAXを甘く見ていた。

 つーのも、最近はなかなかメンバーも9人揃わないみたいだし、代表者の室山さんも 「Black Spirits強ぇなー、コールドされんようにせんとなー、お手柔らかに頼まー」(長谷川選手談) ってな調子だったもんで。

 しかしそんなのは、ただ俺の頭とフンドシがゆるかっただけ、ということを思い知らされた、今回の試合なのであった。

 ***

 ブラスピの先発は、先月、都合で来られなかった別府。
 昼にも試合してきたらしく、キャッチャーの長谷川が 「今日は球威が…」 と語るとおり、連打を許したのち、相手4番打者に3ランを浴びる、苦しい立ち上がり。

 つーか球威のせいのように書いちゃったけど、2番打者のレフト線へのポテンヒットはともかく、3番打者のセンター前へのポテンは、俺が突っ込むべきでしたね。後ろに松岡くんもいたわけだし。
 今年の抱負(今さらかい)は 「フリスビードッグのように落下点に入る」 だったのに…反省。

 裏の反撃、吉富・松岡の連続ヒットで無死1・2塁のチャンス。

 ここで3番・清水の送りバントを、相手ピッチャーが躊躇なく3塁へ送り、吉富を封殺!
 決してまずいバントではなかったが、ここは相手Pの判断とフィールディングを褒めるべきか。

 「ベースから足が離れてなかった?」 なんて物議も醸しましたが、ここはタイミングアウトということで。ウチが塁審を出したり出さなかったりっていうのも、あまり良くないね…。球審ばかりに負担をかけるのもアレだし、この辺、再考の必要がありそう。
 しかしこの回、ワイルドピッチでランナーを進めたのち、平松のショートゴロの間に1点を返す。

 2回の表は、相手8番打者にライトオーバーのソロHRを浴び、再び3点差。
 「内角を窮屈そうにしてたように見えたのになぁ」 とはバッテリー。

 何とか大量点を返したい2回裏、先頭の中田が四球を選ぶと、別府がこれを送り1死2塁。
 大橋基の三遊間を抜ける今季初安打は、タイムリーとはならなかったものの、続く黒木が四球を選び1死満塁のチャンス。


 中田#18
全米が泣いた、タイムリーエラー!
背中がちょっと寂しそうです
 パスボールで1点を返し、なおも1死2・3塁で白髪の打球は、ショートライナー!黒木が戻れずチャンスついえる。チーム全体で、「ライナー注意」 の意識がもっとあっても良かったか。

 点の取り合いは3回も続く。

 野手の間を抜くヒットを重ねられ、1死満塁のピンチに、迎えるは相手クリーンナップ。
 3番打者をサードフライに切ってとり2死満塁、もうひと踏ん張りの場面で、打席には先ほど3ランの背番号”1”。

 引っ張った鋭い当たりではあったが、引いて守っていたレフト中田の守備範囲。
 レフトライナーで万事休す…と思ったが、これをグラブに当てながら捕球しきれず、2点タイムリーエラー!!

 4点差と引き離された3回裏、先頭の原園が四球で出塁すると、続く大橋靖の送りバントは内野安打となり無死1・2塁。
 今度こそビッグイニングを…との思いも虚しく、吉富と松岡が続けて凡退。
 3番・清水もサードへのゴロであったが、1塁への送球がわずかに逸れて、間一髪セーフ!1点を返し、3対6とする。
 このプレー、何がデカいって、きちんと1塁まで全力疾走してるとこ。

 清水選手の、目立たないながらもデカいプレーは4回にも。

 この回からマウンドに上がった黒木が中前打を3本続けられ、1死満塁。これ以上の失点は致命傷という場面で、6−2−3のダブルプレー!

 特筆すべきは、ワンバウンドとなったキャッチャーからの送球を、体勢を崩しながらももぎ取ったファースト清水。
 上記のナイランと併せて、この試合2点分の活躍といって差し支えないでしょう!


 別府#1
ピッチャーとしては打ち込まれるも
起死回生の同点3ランで帳消しに!
自作自演?自画自賛?

 ダブルプレーといえば、今季初出場のショート吉富。

 初回と4回、両方のダブルプレーに絡むいい仕事。
 打撃の方は、精彩を欠いてますが…。

 そして最終回、先頭の長谷川がセンター前にしぶとく運び、続く中田は1塁線への鮮やかなセーフティバントを決め、無死1・2塁。

 一発が出れば同点という場面で、打席には7番・別府。

 「アレは狙ってましたね。ちょっと球が高めにきてたんで…、ヘッドを立てて、こう」
 と語る一打は、打った瞬間それと分かる、センターオーバーの3ランホームラン!!!
 背番号”1”の3ラン返しで、ほぼ落としかけていた試合を同点に持ち込む!!

 ところが、それだけでは収まらないのが、ブラスピの持ち味。

 二死後、白神がストレートの四球で塁に出ると、続く原園のマン振りはレフトオーバーのサヨナラ3ベース!!

 原園
 逆方向へのサヨナラ3ベースと
 勝敗に関係ない(笑)ヘッドスライディング!
 「初めてヘッスラしました」
 そんなアナタに
 どろんこ王子の称号を授けよう!

 「前の打席、打てる球が来なかったんで、あの打席ではフルスイングしてみました(笑)」
 と、してやったりの顔。
 4回から登板の黒木に、今季2勝目が転がり込んだ。

 公式記録では7対6のサヨナラ勝ちであるが、時間もまだあったため、3アウトまで続行することになり、打席には大橋靖。

 スラップ気味に振り下ろしたスイングは、相手キャッチャーのパスボールを招き、3塁から原園が炎のヘッドスライディングで生還!

 「(ピッチャーでDEFOなため)普段、ランナーになることがないもんで、ボーッとしちゃいました」

 スタートが微妙〜に遅れ、タイミング的にはアウトだったがグラブからボールがこぼれ、非公式ながらも8点目をゲットし、荒れた試合を締めくくった。

 ***

 最初にリードを許し、点を取っては取り返される苦しい試合。やはりDAXは、強い。

 タイムリーこそ出なかった序盤であったが、コツコツと1点ずつ返した泥臭いソフトが、最後に実を結んだ形となったか。



〜 原園劇場 〜