「みんなのうた」あとがき
2005年4月29日脱稿。
Folio vol.9「out of …」号に寄稿したものです。
小学校の頃の出来事が元ネタになっています。
といってもぼくの父が亡くなったわけではありませんし、
課題曲は「グリーングリーン」ではなく「小さな木の実」でした。
クラスメイトのやたらめったらな同情の視線を受けて、
ついに泣き出してしまったF君の心情を当時のぼくは慮れませんでしたし、
今も本当のところはよくわかってません。
ただまあ、自分がその立場にいたら鬱陶しいだろうなあということで
こんな話になっちゃいました。
……それにしても不愉快な作品ですね。自分でいうのも何ですが。