カシミヤ・ビキュ−ナ他『獣毛製品』のお手入れの仕方

当社でも特によく扱う製品の カシミヤ・アンゴラなどの獣毛を使った
高級繊維の製品の
取り扱いやお手入れの仕方を簡単にお伝えします。

・取り扱い
 毛はとても柔らかく肌触りもよく繊細な繊維なため おしゃれ着としての着用を
 オススメします。 
 又、何日も続けて着用すると 繊維が湿気を吸って生地が疲れてしまいます
 毎日着用せず 1日着たら1日休ませて 湿気を発散させ繊維の疲れをとってあげましょう。

・お手入れの仕方

 着用後は、柔らかいブラシなどでほこりを払い 毛並みをそろえておく。
 風通しの良いところで陰干しする。
 基本的には クリ−ニング(洗濯)をしないこと
 クリ−ニング(洗濯)をすると 繊維に含まれている油脂が洗い流されてしまいます。
 カシミヤなど本来の光沢やぬめり感が損なわれ パサパサになってしまいます。
 それでも 汚れなどが付いてしまった場合は

  1 汚れた部分のみ 薄い洗剤(中性洗剤)をつけたタオルで拭く
  2 水をつけたタオルを 固く絞ってきれいに拭き取る
  3 毛並(毛の向き)にそって毛先を整える
  4 室内で自然乾燥する
  ※ 乾燥機や暖房機などの熱を生地に直接当てると油脂分が抜けてしまいます。
    洗剤も中性洗剤をオススメします。最近のコンパクト洗剤には洗浄力を高めるために
    【酵素】が配合されています。酵素の中にはタンパク質を分解する力があります
    毛もタンパク質のため 酵素入り洗剤を使用すると穴あき、破れの原因になるかも
    しれません。


 保管するときは 清潔な状態で風通しの良いところに収納しましょう。
 汚れなどあるまま保管すると 虫食い・カビの原因になります
 シ−ズンが終わったら 必ず 汚れを落として 収納しましょう。
 クリ−ニング店から戻ってきたら ポリ袋は必ずはずして 保管しましょう。
 《ポリ袋に入れたまま保管すると湿気がこもってしまいカビなどの発生の原因になります。》
 防虫剤も 忘れずに入れましょう。
 この時 2種類以上の防虫剤を一緒に入れない様にした方が良いらしいです。
 化学反応によってシミの原因になるかもしれません。

高級繊維の製品はどれもデリケ−トです。

きちんと手入れをして それぞれの すばらしい特徴を 活かすように気を付けましょう。