院長 薬師寺 公一
当院のホームページをご覧いただいてありがとうございます。
当院は、ベッド数わずか64床の小さな病院です。このような小さな病院で
何ができるのでしょうか。大病院に負けないだけのことが出来るのでしょうか。
先日、アメリカの4,000床の病院で作業療法士をしている女性が私の家
にホームステイされたので、病院を案内いたしました。
わずか15分の見学時間でしたが彼女は、病院にとても暖かみが感じられると言いました。
小さな病院の強みは、スタッフがちよっと頑張れば、入院患者さん全員およびよく外来に
来られる患者さんの顔と名前を覚えられることです。勤続年数が長くなると、患者さんの
家族構成もわかるようになります。このことで、きめの細かい医療を行うことが
出来るようになります。さらに、当院では小さな病院であることを生かし機動力のある治療を行っております。レントゲンで怪しい
ところがあれば、ただちにCTを撮ることが出来ますし、結果も直ちにお伝えすることが出来ます。内視鏡検査で手術治療が必要
な場合でも、その週か翌週には手術を行うことが出来ます。当院で対応可能な頭部の手術も直ちに行うことが出来ます。
また、患者さんに優しい治療も、当院がめざしているところです。上部消化管内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)は、鼻から挿入す
る方法をとっておりまして、飲み込む時の苦痛がとても少ないと好評です。ほかにも、内視鏡による胃癌の治療や、大腸癌の治療
は日常的に行っておりますし、おなかを切らないといけない場合でも、極力小さな傷ですむよう努力しております。当院で行ってい
る、5pないし6pの切開で大腸癌を治療する方法は、最近学会でも報告がみられるようになりました。このように体に負担のかか
らない方法だと、元気な方なら90歳を越えても手術することがあります。
以上の内容をまとめると、診断は出来るだけ早く、正確に、患者さんには優しい医療をということになります。当院のモットーです。
ごあいさつ
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