研究 CDのトラック間の距離

U.光についての説明

(反射型回折格子)


CDにはピットという凹凸がありこれが回折格子の役割をすると仮定し、CDを反射型回折格子として扱った。

図Dで、左方向から光が入射し、右方向に反射しているものとし、正反射つまりm=0の反射波を実線で表し、m=1を点線で表した。また、凹の部分で光は乱反射をする。

今回の実験では、経路差を求めるときに、回折格子のように正弦を使い求めるのではなく、三角形の辺の長さを測定し余弦定理で経路差を出すことにしたため、図ようにθ0
、θ1とおいた。

このとき、入射波では、@の光のほうがdcosθ
0長い。
反射波では、Aの光のほうがdcosθ
1長い、つまり、@のほうがdcosθ1短い。

このことより、反射波が強めあう点は(経路差)=(半波長の偶数倍)なので、

         (m=0、±1、±2…)
この式を変形して、

       
  (m=0、±1、±2…)

この式を公式として利用した。

 


図D