研究 CDのトラック間の距離

W.実験

(そのB)

実験そのAの失敗を生かし、点の取り方と、余弦の求め方を工夫して、実験その2と同様の実験を行った。

まず、点の取り方について、図KLのように、透明なアクリル板に垂直な線が入ったものを用意し、そして、アクリル板と模造紙を垂直にするために反射板の下部にもCD−ROMをとりつけた。反射板とスクリーンにアクリル板をあて、アクリル板の垂線を反射点、スクリーンに写った点とあわせ、垂線と模造紙が交わるところにペンで点をとることにした。

次に余弦の求め方だが、分度器の使用をやめ、図Mのように、反射点Rからの距離が10.0cmとなるように点Q、Q(0)、Q(1)、Q(2)をとる。このときQQ(m)をaとする。定規を使いmmの桁までaの長さを測定し、余弦定理を使って、 cos∠QRQ(0)、cos∠QRQ(1)、cos∠QRQ(2)の値を求めた。ここで余弦の値を求めるときに、r=10.0cmなので、余弦定理より、

  
 
       こう変形することで、aの値だけを測定すれば余弦の値が求まるようにした。

そして、そのようにして求めた余弦の値を公式に代入し、dの値を求めた。
 

                 
図K                                図L


図M