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試合結果 

スケジュール

個 人 成 績

過去の戦績 

         
2008年10月12日 粒江ナイターリーグ 東粒浦戦

   1   2   3   4   5   6   7 
東粒浦
2x
 
【打撃成績】  1   2   3   4   5   6   7 




通算
打率

[三] 岡本(野球部) 二安 …… …… 一ゴ …… …… 二安 3 2 0 1 0 .333 1
[DH] 吉澤 遊ゴ …… …… 投ゴ …… …… 中失 3 0 0 1 0 .342
[左] 中田 中飛 …… …… …… 四球 …… 投ゴ 2 0 0 0 0 .333 2
[中] 吉富 投直 …… …… …… 中安 …… 中直 3 1 0 0 0 .565 2
[遊] 西田 …… 遊ゴ …… …… 一安 …… 遊失 3 1 0 0 0 .286
[右] 真野 …… 遊ゴ …… …… 遊ゴ …… 中安 3 1 1 0 0 .262
[DH→一] 片山(Ings) …… 三振 …… …… 三振 …… …… 2 0 0 0 0 .444
[一→DH] 大西(Ings) …… …… 右飛 …… 投ゴ …… …… 2 0 0 0 0 .500 1
[二] 山本 …… …… 二ゴ …… …… 二ゴ …… 2 0 0 0 0 .400
[投] 白石(瀬戸内C) …… …… 右安 …… …… 左直 …… 2 1 0 0 0 .500
[DH] 大橋 …… …… 二ゴ …… …… 三振 …… 2 0 0 0 0 .242
[捕] 長谷川 …… …… …… 遊ゴ …… …… 左安 2 1 0 0 0 .447
                  29 7 1 2 0 .395 13


【投手成績】 回数






通算
防御
白石(瀬戸内C) 7 25 3 9 1 0 1 0 0.00
7 25 3 9 1 0 1 0 6.40


 粒江ナイターリーグも大詰めを迎え、T-REXと6勝2敗の同率首位で並ぶ我等がBlack Spiritsは、ダブルヘッダーの最終日。

 第1試合の対戦相手は東粒浦。

 初回裏の攻撃、岡本(野球部)がセカンド内野安打で出塁、ワイルドピッチの間に2塁に進むも、続く吉澤・中田・吉富と凡退し、先制ならず。

 その後、両チームともピッチャーが要所を締め、打高投低のナイターリーグには珍しく、0行進が続く。特にブラスピ先発の白石(瀬戸内クラブ)は、急遽参加をお願いしたにもかかわらず、ライズとチェンジアップを多彩に交える快刀乱麻のピッチングを見せ、周囲を唸らせる。

白石(瀬戸内クラブ)
7回1失点(自責点0)の力投!
1試合で奪三振王(10/12現在)
という鬼神ぶり

 膠着状態の中、ビッグチャンスを得たのはブラスピ。

 5回裏、先頭打者の中田が四球を選び出塁すると、吉富がセンター前に弾き返し無死1・2塁。

 ここで、5番西田の送りバントは、処理したピッチャーがどこにも投げられず、無死満塁に!

 しかしここは相手ピッチャーが踏ん張り、真野を遊ゴロに仕留め中田が本塁封殺、片山(Ings)は三振に切って取られる。

 頼みの綱の大西(Ings)であったがピッチャーゴロに倒れ、この回、結局無得点。
 相手ベンチから、わっという歓声が挙がる。

 流れを持って行かれたかのように思えたが、ここで白石が気迫を見せ、6回表を3者連続三振!
 無言の檄を飛ばす。

 しかし、これに応えられずに6回裏も無得点に終わり、0対0で迎えた最終回の守り。

 ランナーを許すも、テンポ良く二死を取り「とりあえず負けはなくなったかな…」などと考えていると、盗塁を仕掛けられ、悪送球も重なり二死3塁に。舞台は一気に緊張感を増す。

 誰もが「飛んできませんように…」と祈っていたであろう中、ジョーカーを引いたのはライト真野。

 3番バッターの、浅いながらも天高〜く舞い上がった外野手泣かせの打球は、無情にもグラブを弾き後方へと跳ねる、痛恨のエラー!

 3塁ランナーが生還し均衡を破る1点を奪われ、さらにバッターランナーもホームへ!
 しかし、セカンド山本からの正確な送球により、クロスプレーの結果は・・・アウト!
 傷を最小限にとどめる。

 最終回裏の攻撃、先頭打者の長谷川の叩き付ける打球は、サードの頭を越えるヒット!
 続く岡本がセカンド強襲のヒットで続くと、何でもない吉澤のフライをセンターが落球!
 ブラスピは5回に続き、無死満塁のチャンスを作る。

 ここで3番中田は、ボテボテのピッチャーゴロに倒れ、4番吉富は痛烈な当たりながらもセンターライナーと、先月の試合に続き、またしても”あと一人”状態に。
 
真野
エラー帳消し、ていうか
むしろ倍返しのサヨナラ安打!
この男前!!

 ヒートアップする熱気が最高潮に達する中、打席には西田。

 フルカウントから喰らい付いた打球はショート正面に!

 万事休すかと思われたが、またしてもポロリ!

 守備の基本どおり、前には落としていたが、二死満塁カウント2−3で、ランナーがスタートしていたためどこにも投げられず、ブラスピは土壇場で同点に追いつく!

 ソフトボールの神様が粋な計らいをしたのか、この場面で最後のバッターボックスには、先ほどタイムリーエラーの真野。

 迷いなく振り切った打球は、センター前へと抜ける、サヨナラタイムリー!!!!!

 エラーのあとは、誰もが取り返そうとし空回りするのが世の常だが、ここで殊勲打を打てるところに、真野の凄さがにじみ出る。

 両チームともガチガチになっていたのが見て取れた最終回の攻防。
 後攻を選んだBlack Spiritsに、わずかながらツキがあったか。

 ベンチ前で、もみくちゃにされる真野。

 絶対にあきらめない。
 強い気持ちがドラマチックな逆転劇を生んだ。